伊坂幸太郎

曽田正人と作家エージェントCorkとこれからの出版

 著作権エージェントコルクに海外版権を任せているのが、この人気小説家「伊坂幸太郎」です。おそらくこれは想像でしかありませんが、国内での活動版権を全て出版社に預けてしまっていたため、海外のみの版権という事になっているのではないのだろうかと邪推しています。特にアメリカなどは日本と比べて書籍自体の売り上げスピードが段違いですので、今後海外に向けて、伊坂幸太郎先生を上手くコルクが売り出していけたらと思います。

 千葉県松戸市出身で、千葉県立小金高等学校後に、東北大学法学部に入学しています。実に偶然なのですが、この時期の東北大学には、薬学研究科に瀬名秀明、文学研究科に佐藤賢一、理学部に松崎有理と円城塔等、後に小説家として著名になる人物が数多く在籍していたそうです。そして大学を卒業した後にシステムエンジニアとして働く傍らで文学賞に応募、そのオーデュポンの祈りがきっかけとなって新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューを果たしました。その後、斉藤和義のある曲がきっかけとなり、急に思いついたように専業作家になっています。平成14年の『ラッシュライフ』で評論家に注目され始め、直木賞候補になった平成15年の『重力ピエロ』で一般読者に広く認知されるようになりました。それに続く『アヒルと鴨のコインロッカー』が第25回吉川英治文学新人賞を受賞しました。

 また一時期は様々な作品が直木賞の候補に挙がっていました。特に平成20年の第五回にはゴールデンスランバーで本屋大賞を受賞し、山本周五郎賞も受賞しました。これにより直木賞の選考対象にもなろうとしていたのですが、執筆に専念する事を理由にして、辞退しています。

 なお、著作権エージェント会社であるコルクでは、共作小説なども出版していますが、正直な話ちょっと転けてしまっているような感じがします。他の作品に関しては、とても素晴らしいエンターテイメント作品が多いです。